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「気功」の「気」とは人間の根本的なエネルギーです。そして、「功」は鍛錬するという事です。
中国医学では根本的な生命エネルギーである「気」が、人体の中で滞ったり秩序が乱れたりする状態が、病気を作る原因であるとみています。そして、体内で気をスムーズに循環させる事が健康な心身をつくり、また病気から回復するための基礎をつくるととらえています。 |
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気をからだ全体で感じてそれをめぐらせる事によって、病気の人は病気を治し、健康な人はより一層レベルの高い健康状態を獲得していく事が出来ます。それを誰の力でもなく自分の力で実現していく、ここに気功の最大の特徴があります。
生命体には本来、健康を保ち増進し、また病気を治す力が備わっており、心身医学ではこれを「自然治癒力」と呼んでいますが、これが中国医学でいうところの「気」です。そして、本来人間が持っている「自然治癒力=気」を高めていくのが気功なのです。また西洋医学のように病気の部分だけを治療するのではなく、全体的なバランスを回復する中で結果として治っていくのです。健康な人は「予防」の為に、病気の人は「治療」の為に気功を行うのです。 |
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気功を続けていると心が安定し、心身のバランスがとれ、ストレスに負けない強い精神を鍛える事が出来ます。今まで眠っていた潜在能力が目覚め、勇気や根気やバイタリティーが湧いてきて、ノイローゼやうつ病などの心の病気にも大きな効果をあげる事が出来ます。 |
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| 気功はみずからの鍛錬によって、生命エネルギーである気をジワジワと内側から強化する方法です。したがってある程度の日数がかかるのはやむおえません。「築基百日」といって、病気に抵抗できる基礎体力が養われるのに、平均3ヵ月はかかります。1週間や10日くらいで効果がみられないからといって諦めないで、最低3ヶ月はやりとおしてください。 |
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○調心(リラックスしつつ精神集中)
自分の意識をコントロールして、雑念の無い平静な状態になるよう導く事で、入静とも言います。思考や感情、意識の活動を停止させ、大脳皮質を深い休息状態に到達させ、心身ともに緊張をゆるめてリラックスさせます。
記憶、判断、計算、論理などの言語的な機能を司る左脳とイメージ、音楽、直感などの右脳と、それらの総合的活動によって想像力を生み出す前頭葉で大脳皮質は構成されています。
現代人はこの大脳皮質を過剰に働かせすぎています。そのため内臓機能やホルモン分泌、体温調整などの生命を維持していく為に重要な働きを司る間脳や脳幹の機能が抑圧されています。
気功は大脳皮質を休める事により間脳や脳幹を活性化して、たくましい生命力を回復することが出来るのです。 |
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○調息(深く長い呼吸)
無意識な浅い呼吸をやめ、意識的に深い自然呼吸あるいは深い腹式呼吸に変えて、呼吸を調整します。
それは新鮮な酸素を多く体内に取り込み、二酸化炭素とのガス交換を促進して、新陳代謝を活発にするだけ無く、天地自然の気を取り入れ、また体内で使い古した気を排出し、体内で気を練り養います。
また、深く長い呼吸(とりわけ腹式呼吸)つまり振幅の大きな呼吸によって、みぞおちとおへその中間くらいの奥にある、内臓の働きをコントロールする自律神経が刺激されます。それによって、交感神経と副交感神経のバランスがとれて、内臓の働きが活発になり、血流が増加して健康なからだをつくる基礎がつくられるということもわかってきています。 |
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○調身(背筋を伸ばし姿勢を整える)
気は、身体の筋肉がこわばっていたり、心が緊張していたりするとスムーズに流れにくくなります。気功の練習でとる姿勢や動作は、全てゆったりとまるく行われるのが特徴ですが、これは筋肉や骨の力を強くする為では無く、あくまで気を体内の経絡という通り道でスムーズに循環させるのが目的だからです。ですから、身体にも心にも、余分な緊張の無いリラックスした自然な姿勢が要求されます。 |
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○神経系統への生理作用
気功を行っているときの脳波は、人間がリラックスしたときに出るアルファ波になっています。この状態を保つ事で過度の興奮やストレスからくる大脳皮質細胞の機能の乱れを治し、心身の正常な状態を取り戻します。
健康な人は、交感神経と副交感神経のバランスが保たれていますが、病気になったりストレスが異常に高かったりすると、交感神経は興奮状態になって高まり、心拍数が上がったり、胃腸の蠕動運動が低下したりといった変調があらわれてきます。これが自律神経失調症といわれる状態です。
気功法を練習していると、交感神経の異常反応が抑えられるようになり、副交感神経の機能が強まって、心拍数が減り、血圧も正常になり、2つの神経のバランスが回復します。
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○循環器系統への生理作用
気功をある程度集中して練習すると、誰でも手足やからだの特定の部位に、熱を持ったり、しびれたり、だるさや腫れたような感じになります。また、からだの中や表面に暖かい流れを感じる事があります。
これをサーモグラフィーで観察すると、気功の練習をすると、一般に手の皮膚温度が2〜3度上昇し、練習を停止して30分から1時間程度たつと次第に元の温度に戻っていく事がわかっています。
このような現象を気功では「内気」が充足したと見ています。「内気」が充足すると気はからだの中をめぐり、外へ放出されます。これを「外気」といいます。このような状態は、からだの気がからだの各経絡をめぐってよく運行している事を示しているのです。
こうして気の流れが良くなると、血のめぐりも良くなります。血管は手足の毛細血管まで拡張し、血管の容積が増大します。そして体内の血液循環が良くなり、血流量が増します。そのため、高血圧の人は血圧が下がり、低血圧の人は血圧が上がるのです。
さらに気功によって、血液中の赤血球や酸素を全身に供給するヘモグロビンが増加する事がわかっています。高血圧は気功が最も効果をあげる病気のひとつです。
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○呼吸器系統への生理作用
気功による呼吸法は、肺の通気機能を増進させます。気功の鍛錬をした人では肺活量が著しく増加します。
ある実験によると、健康な男の子の場合、1分間の呼吸数は16.5回だったのが、気功の鍛錬の後には半分以下の6.5回に減ったという結果が出ています。気功の鍛錬によっていかに深く静かな呼吸が出来るようになるかがわかります。
呼吸数が少なくなるという事は、酸素の消耗量が減り、したがって代謝のロスを少なくして、エネルギーを体内に蓄える効果が高くなることを意味しています。それだけ病気にかかりにくく、また病人にとっても回復するための体力がつくということです。
実際、気功は機関紙ぜん息や肺気腫など呼吸器系の患者の治療に大きな効果をあげています。 |
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○消化器系統への生理作用
調息、つまり長く深い呼吸をする事のよって横隔膜の活動幅が徐々に増加します。気功を行わない人が一生懸命に深呼吸しても、横隔膜の運動の幅は1.7cmしかありませんが、気功の鍛錬者になると5.0cmにもなります。
横隔膜の上下運動の大幅な増加によって、腹腔内の圧力が高まり、マッサージ効果が生じます。そして、血液の循環が良くなり、胃腸の蠕動運動を活発にする事が出来、消化吸収機能が向上するのです。
胃・十二指腸潰瘍は、気功による治療効果が最も高い病気のひとつです。 |
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○泌尿器系統への生理作用
泌尿器(内分泌)系統への影響については、尿中の糖分の調節機能が向上する事が実証されています。これは肝臓のグリコーゲン合成の加速や分解の減少によると考えられます。また、気功を練習すると、脳下垂体や副腎の機能が良くなって、人体に有用なホルモンが分泌されるようになります。 |
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| 気功の鍛錬により、さまざまな効果が実証されています。 |
- 大脳の働きを安定させ、精神力が養われる
- 基礎代謝量を低下させ、エネルギーを蓄える
- 血行がよくなる
- 自律神経をバランスよく機能させる
- 内臓の働きを向上させる
- 免疫力を高め、抵抗力を増す
- リラックスをしてストレスをとる
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実際の気功の様子をご紹介します。 |
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